聖書日課「日々の祝福」
【新改訳2017】 創世記 15・1-6
「・・・・・『アブラムよ。恐れるな。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。』」(1節)
アブラムは、創造主なる神に一方的なあわれみと主権によって選ばれ、イスラエル民族の祖とされ、さらには今日のキリスト者の信仰の父とも言われるに至っている人です。
しかし、このような人でも何の恐れもない生活を送っていたのではありません。いろいろな意味での恐れは、どんな人でも避けることができません。問題はそのような時にどうするか。あるいは、どうなるかでしょう。
生けるまことの神は、私たちのすべてをご存じです。各自の長所や欠点、また各自の置かれている状況などをすべてご存じで、語りかけ、励まし、教え、あるいは戒め、守ってくださいます。だから、恐れなくてよいのです。まことの神を信じ、より頼んで生きる生活には、大きな報いがあります。期待と感謝をもって歩みましょう。
~祈り~
主よ。人や状況を恐れやすい者です。あわれんでください。あなたを正しく恐れること以外に、恐れをもつことがないように助けてください。
【学びのために】
「恐れ」は、人の心を乱し、見ること聞くことをみな歪めてしまいます。心を暗くし、閉ざされた状態にします。神ご自身が「恐れるな」とおしゃってくださることは、真に助けとなります。箴言1:7、マタイ10:28-31も参照。
小助川 次雄
著書:日々の祝福
いのちのことば社 出版