聖書日課「日々の祝福」
【新改訳2017】 創世記 17・15-21
「わたしは彼女を祝福しよう。確かに、彼女によって、あなたにひとりの男の子を与えよう。わたしは彼女を祝福する。…‥」(十六節)
これは、アブラハムが百歳、彼女(妻サラ)が九十歳の時に、主が彼に語られたことばです。彼が心の中でこう言ったように、百歳と九十歳の高齢の夫婦に子どもが与えられるということは、常識では考えられないことです。彼は「笑った」とも記されていますが(17節)、うれしく笑ったか、「神さま、ご冗談でしょう」と思って笑ったかのいずれかでしょう。
しかし、神はこのことの確かさを繰り返し約束されました(19節)。神の祝福は驚くべきものです。しばしば人間の常識や思いを超えています。人間を非常識にするのではなく、超常識のことを信じ現実の体験にするように導かれることがあるのです。約束から一年後に男の子が生まれ、イサク(「彼は笑う」の意)と名づけられました。神はユーモアのあるお方です。神を信じることは楽しい面がいっぱいあります。
~祈り~
主よ。あなたの驚くべき祝福を感謝いたします。どうか、常識をはるかに超えるものでさえ受けとめることができますように信仰を増してください。
【学びのために】
信仰は非常識になることではありませんが、常識を超えることがしばしばあることは否定できません。アブラハムは、無から有を生じさせることのできる神を信じるようになりました(ローマ4・17-22参照)。
小助川 次雄
著書:日々の祝福
いのちのことば社 出版