聖書日課「日々の祝福」
【新改訳2017】 創世記 6・1-22
「しかし、ノアは、主の心にかなっていた。…‥ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ」(8、9節)
神から与えられた最初の祝福を失った人類は、ますます悪い状態になり、神のみこころを痛めるものとなりました。そのため、神は、人類とその悪をさばき、新しくして再出発をさせようと計画なさいました。ノアという一人の人を選んで、大洪水によるさばきで滅んでしまわないように、救いの方法も備えさせられたのです。それが、有名な「ノアの箱舟」です。父ノアのおかげで家族も救われました。
ノアは、人類の再生と家族の幸せのために用いられたことになります。なぜだったのでしょうか。それは、その時代の悪の繁栄にも負けないで神を信じ、敬い、神とともに歩むという敬虔な生活をしていたからです。今日も同様です。悪に負けないで祝福をもたらすためには、神とともに生きるほかありません。たとえ、人から笑われることがあっても。
~祈り~
主よ。ノアの信仰にならい、人々から笑われても神のことばを信じて従う者であらせてください。そして、人々に祝福をもたらす者であらせてください。
【学びのために】
「全き人」とは、完全無欠という意味ではなく、「神との関係が正しい」人で、悪のはびこる世界にあっても、神の御旨に沿う生活を心がけていたことを意味します。
小助川 次雄
著書:日々の祝福
いのちのことば社 出版