まず、今日は率直に質問します。幸せな家庭を築くには何をするべきでしょうか?この事に対して色々な意見が出てくるのではないでしょうか?創世記の始めの家庭から黙示録の最後の家庭まで、聖書を読み進めて見ると、沢山のアドバイスを見つける事が出来ます。イエス様も結婚の事や、子供達へどのように接するべきかを教えています。パウロとペテロもこのエペソの手紙の中で家庭の事を沢山教えています。この世の中の全ての家庭が祝福され、健全な家庭となるならば、この世の問題は少なくなるでしょう。実際、今現在の世界問題は、子供達が良い家庭で生まれ育たなかった結果が表われているのではないでしょうか?では、この事に対してパウロは何と言っているでしょうか。考えて見ましょう。

 

 従順な妻 522節と24

 

パウロはまず妻達の事から話始めています。22節「妻たちよ。主に従うように、自分の夫に従いなさい。」従順とは感情などを超えて従うと言う意味です。(イヤイヤやるのではないと言う事です。)しかし、もし悪を行えと言う指示が夫から出されるなら、それに従う義務はありません。やはり、家庭に必要なのは、尊敬と愛です。ここで妻は夫に従いなさいとありますが、決して夫は圧制者ではありません。もし、夫婦関係が奴隷に対する命令のようになっているなら、それはクリスチャンホームには相応しくありません。妻は愛をもって夫に従い、夫は妻を大事にし、愛する必要性があります。妻が夫に尽くすように、夫も妻の必要を補い、必要を満たしてあげる事が出来たら、それこそ、素晴らしい夫婦関係を築く事が出来るのではないでしょうか。よく、“夫は家庭の長であり、妻は家庭の心だ“と言います。家庭の状況は母の態度などで変わるとも言われます。

 

しかし、最近では女性の力が家庭の中でも、この世の中でも大きくなって来ています。もし、妻が家庭の長になるなら、神様が定めた順位を崩してしまう事になってしまいます。もちろん、女性の人権は大切です。家庭での母の影響は大きなものです。もちろん、父の影響も子供達に対して大きなものです。キリストは教会の頭です。頭は体に何をするにも命令します。そして、体はその命令に従います。もし、体が頭の命令に従わないのであれば、どのような結果が出るでしょう。上手く体が機能しないのではないでしょうか。同じように、妻が夫に従わないのであれば、家庭のバランスは崩れてしまいます。イエス様は自分自身の命を捨て、私たち人間の罪を贖って下さいました。そこまで私たちを愛して下さったのです。イエス様は日々私たちを愛し、守り、必要を与え、私たちとの関係を深めたいと思われています。夫達もこのように、イエス様を見習い、家庭を愛し、守り、必要を与え、皆との関係を深めるべきなのではないでしょうか。もし、夫がこのように家族を大事にするなら、妻も夫を尊敬し、夫に対する態度も良くなるのではないでしょうか。

 

愛深い夫 525節から33節 

 

パウロは夫に対して妻を愛しなさい、そして、自己中心的に生きるべきではないと教えています。エペソ525節「夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自分を献げられたように、あなたがたも妻を愛しなさい。」夫は家庭の為に苦しくても辛くても頑張って働いて、家庭の必要を与えるべきです。しかし、体のために必要な物を与えるだけでなく、霊に必要なものも与え、導くべきだとあります。夫がきよい心を持っているならば、神様の助けを得て、自己犠牲的な愛をもって家庭を愛する事が出来るのではないでしょうか。と言う事は、夫がきよめられていないのであれば、神様が求められている自己犠牲的な愛をもって家庭を愛す事は難しいのではないでしょうか。また、夫の妻への愛は一時的なものであるべきではありません。ずっと継続、いや、むしろ、愛が増していくべきです。

 

キリストの教会への愛は、失敗や間違えを超えるものです。例え、妻が失敗しても、思い通りにしてくれなくても、愛すべきなのです。キリストの自己犠牲の目的は、教会が聖められる事でした。ヨハネ1717節から19節「真理によって彼らを聖別してください。あなたのみことばは真理です。あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。 わたしは彼らのため、わたし自身を聖別します。彼ら自身も真理によって聖別されるためです。」預言者イザヤは、イエス様の苦しみのあとの事をこう言っています。イザヤ5811節「彼は自分のたましいの激しい苦しみのあとを見て、満足する。わたしの正しいしもべは、その知識によって多くの人を義とし、彼らの咎を負う。」イエス様の自己犠牲により、素晴らしい結果が現れる事が書かれてあります。それは、きよく、健全な教会が築き上げられる為でした。26節と27節「キリストがそうされたのは、みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、ご自分で、しみや、しわや、そのようなものが何一つない、聖なるもの、傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。

 

28節でパウロは自分自身の体を愛するように妻を愛しなさいと教えています。「同様に夫たちも、自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する人は自分自身を愛しているのです。」神様がアダムのあばら骨からエバをつくった後、アダムはこのようにエバの事を創世記223節で言っています。「人は言った。「これこそ、ついに私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。男から取られたのだから。」」アダムはエバが助け人として与えられ、これで、彼自身一つになったと理解しました。それは、アダム一人だけではものたりなく、エバと言う助け手が彼には必要だったからです。エバはアダムのあばら骨からつくられたからこそ、夫は妻を自分の体のように大事にし、守る必要性があるのです。私たちクリスチャンがキリストによって一つとなったように、夫は妻と一緒で一つなのです。

 

31節「それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。」とありますが、この事は創世記224節でも言われています 。これは、夫はもう彼自身の親の事は気にしなくても良いと言う意味ではありません。それよりも、結婚した妻の事を大事にしなさいと言う事です。ここで「妻と結ばれ」とありますが、日本語の聖書では同じ言葉ですが、英語やギリシャ語の聖書では、「結ばれる」と言う言葉はセメントやボンドで完全に動かない結びを意味しているそうです。結婚式でも「死が二人をわかつまで」と言いますが、これほどまで、夫と妻は結ばれている関係なのです。しかし、この誓いも簡単に破られ、簡単に離婚や再婚などが行われているのが現実です。

 

l  IIコリント112節「私は神の熱心をもって、あなたがたのことを熱心に思っています。私はあなたがたを清純な処女として、一人の夫キリストに献げるために婚約させたのですから。

 

従順な子供達 6章1節から4節 

 

今度パウロは、子供達はどうするべきかを教えています。1節「子どもたちよ。主にあって自分の両親に従いなさい。これは正しいことなのです。」コロサイ人への手紙320節にはこうあります。「 子どもたちよ、すべてのことについて両親に従いなさい。それは主に喜ばれることなのです。」子供達は親の支えが必要です。親には、子供達にとって神様の役割が任せられているのです。子供達が親に従う事を学ぶ事により、大人になって子供達が神様に従う事が出来やすくする為です。しかし、ペテロとヨハネは子供達が親に従うべき基本はこうあるべきだと使徒529節で言っています。「しかし、ペテロと使徒たちは答えた。「人に従うより、神に従うべきです。」その為、親は子供達に悪い事をするように指示するべきではありません。子供達は親に従うべきですが、その従順であるべき所にも理由がちゃんと必要となります。もし、家庭に色々なルールがあるならば、子供達はそれに従うべきです。やはり、親に従わない子供達は幸せな人生を歩む事ができません。子供達が不幸なら、家庭は不幸と言う事になるでしょう。

 

二つ目の子供達への戒めは2節にあります。「「あなたの父と母を敬え。」これは約束を伴う第一の戒めです。」この元の戒めは出エジプト記2012節です。「あなたの父と母を敬え。あなたの神、【主】が与えようとしているその土地で、あなたの日々が長く続くようにするためである。」ここで親を敬うならば、長く生きる事が出来るとあります。では、どうしてこのような利点があるのでしょうか?それは、子供達が親に従う事により、子供達が悪事から守られ、人生を短くしてしまうような事から守られるからです。子供達が親に従う事により、子供達は自制を学び、それが美徳に繋がり、また、それが勤勉へと繋がって行くのです。子供達が自分の親を尊敬する事により、神様に対しても敬う事が出来やすくなります。そうすると、神様からの祝福を沢山いただき、またそれも、命が長くなることに繋がって来るでしょう。3節「そうすれば、あなたは幸せになり、その土地であなたの日々は長く続く」という約束です。

 

4節では父たちに対しての戒めがあります。「父たちよ。自分の子どもたちを怒らせてはいけません。むしろ、主の教育と訓戒によって育てなさい。」父が子供達へ指示するのであれば、それはちゃんとした理由があるべきであり、子供の為、また、愛をもって指示すべきであるとここで教えられています。親は子供達に正しい事を教える義務がありますが、権限を乱用してはいけません。また、怒りをもって子供を戒めるのも良くありません。それは、かえって子供達を怒らせてしまうかもしれません。子供達が悪い事をするならば、それをしっかり戒め、正す必要があります。コロサイ321節「父たちよ、子どもたちを苛立たせてはいけません。その子たちが意欲を失わないようにするためです。」もし、親が子供達を戒め、しつける事に対して正しくない方法でするならば、それらを親がする事により、子供達をつぶしてしまう恐れがあります。しかし、正しいしつけが行われれば、良い子、また、明るい子へと成長して行くでしょう。

 

親は子供達に食べ物、服、また、住む家を与えるだけでなく、精神面、感情面、また、霊的面にもケアをする必要があります。そうする事により、子供達は親を通して永遠の命の大切さ、素晴らしい神様を見出す事が出来るでしょう。

 

ゴールデンテキスト            エペソ5章33節「それはそれとして、 あなたがたもそれぞれ、自分の妻を自分と同じように愛しなさい。 妻もまた、自分の夫を敬いなさい。